しかしバイトや副業など自分の時間を提供して報酬や給与を得るものになると、楽曲制作やボイストレーニングなど『質』を追求することができない為、自分の夢の活動に関係のある方法で収入を得る必要があります。
歌い手として収入を得る方法一覧
歌い手として収入を得る方法一覧を紹介します。
ファンボックス
月額課金してくれた人だけが特別に見れるコンテンツ用意してます!
という感じで、活動の裏側や非公開映像を見たいと思っているリスナーに毎月投げ銭をしてもらうというサービスです。

実際に利用している歌い手さんのファンボックスページを見てもらうとわかりやすいと思うので例を挙げます。
僕のフォロワーさんの中から選出しました。(掲載許可をいただいています。)
使用例①
500円のプランと1,000円のプランを用意する比較的安価なプランで多くのファンをや認知を集める形です。
さらに人によっては1500円〜5000円などの特典を設定する人もいます。
例としては下記のようなものが考えられます。
プラン名 |
月額 |
内容 |
500円プラン |
¥500 |
・投稿予定曲の曲名を先行公開
・小説の誕生秘話を知ることができる
・日記やラクガキが見れる |
1,000円プラン |
¥1,000 |
・500円プランのすべての内容を含む
・ハンドメイド作品購入時の特典あり
・動画制作の裏話
・限定ボイスが聴ける |
1,500円プラン |
¥1,500 |
・1,000円プランのすべての内容を含む
・作業の進捗報告
・ボイスのリクエストができる |
内容は1,500円プランと同等ですが、よりその人を応援したい人はこれらのプランを購入します。
ファンボックスページを作るのは無料なのでとりあえず作っておかことをお勧めします。
そして何か価値を提供できるコンテンツはないか考えてみてください。
なかなか思いつかないという方は、ファンボックスをしている歌い手を見つけてコンテンツを参考にさせてもらうのも一つの手です。
グッズ販売
その名の通り自分のオリジナルグッズを販売します。
オススメのサービスはSUZURIです。
販売できるグッズ
- Tシャツ、パーカー
- スマホケース
- トートバッグ
- コップ
- タオル、ハンカチ
- キーホルダー
- ステッカー
- 缶バッジ
- リュック
- その他
などがあり、とにかくいろんなグッズを販売できます。
自分のキャラクターデザインをアップロードして、それをグッズ化するだけです。

まさしく自分のキャラクターをグッズ化していますね。
こういったグッズをリスナーが購入すると収入を得ることができます。
SUZURIもページの作成は無料でできるのでグッズ販売をしてみたい方はぜひ使ってみてください。
『歌が上手い人に私が作った曲のボーカルを担当してほしい。』という人がたくさんいます。
そういう人たちからの歌唱依頼で収入を得ることができます。
にも『誰かに歌唱依頼をしたい』と思っている人はたくさんいます。
歌唱依頼はココナラを使用して請けましょう。

ココナラは自分のスキルを販売できるフリマサイトです。
『歌唱依頼』で検索するとこのように様々なサービスうと価格帯で出てきます。

ココナラに登録して自分の商品として掲載しましょう。
どういう歌が得意か、どんな声質かなど自分をアピールすることが大事です。
ココナラで出品しているほかのシンガーを参考にしてプロフィールを作りましょう。
そして、Twitterのプロフィールにココナラのリンクを貼ればOKです。
ある程度歌唱力とSNSなどでの拡散力があれば歌唱依頼は必ずもらえます。
ライブ配信
メリット
一番は、無料で使えて、かつ収入を得ることができるのが大きなメリットです。
好きな歌を歌いながら、視聴者に喜んでもらえる。
歌の最中や終わりに盛り上がるバーチャルギフトを贈ってもらえることも、楽しさの一つです。
また、配信アプリでは定期的に歌系のイベントも開催されているため、オリジナル楽曲を作れたり、ライブで歌うことができる可能性もあります。
デメリット
歌がメインのアプリでない場合、雑談している配信者や、ダンスをしている配信者など多くの配信者がいるため、視聴者が分散します。
歌を歌っているときは視聴者のコメントをスルーしてしまう可能性があるため、視聴者は「コメントを返してくれる配信者のところへ行こう」と思われる可能性があり、視聴者が少なくなる可能性があります。その点が大きなデメリットになるでしょう。
■Pococha(ポコチャ)

王道アプリ!マイクアイコンをタップするだけで出来るカラオケ機能が付いています。
Pococha(ポコチャ)は国内最大級のライブ配信アプリで、上場企業DeNAが運営しているアプリです。
配信画面から手軽に曲を選べるため、歌を歌う配信者が多いのが特徴です。
人気曲や、自分のお気に入り曲の登録もできるため、カラオケ配信をスムーズに行うことができます。
また、視聴者が楽しめるログインボーナスも充実しているので、配信者も歌を歌うだけではなく、ギフトによる収入も得やすいのが特徴です。
顔出し無しのラジオ配信もできるます。
■topia(トピア)
トピアはアバターを使用するため、顔出しなしで出来るカラオケ配信アプリです。
13歳以上から配信ができ、カラオケは無料で15,000曲以上歌うことができます。
また、簡単にアバターを作れる魅力では、目や口、アクセサリーなども自分の好みで作ることが出来るので、なりたいあなたに合わせて、表現の幅が広がります。
■Pokekara(ポケカラ)

ポケカラは、カラオケアプリとして人気のものです。
配信機能もあり、特徴としては採点機能があり、本格的なカラオケが可能です。
こちらは顔出し無しの方が多い一方、稼ぎ目的の配信者が少ないため、それほど稼ぎやすいアプリではありません。
■Colorsing(カラーシング)

カラーシングは、歌に特化した配信アプリとして2023年7月にリリースし、JOYSOUNDと提携を結んでいるため10万曲以上の楽曲を利用できます。
いま一番新しく、HOTなカラオケ配信アプリです。
1曲歌うごとに報酬が発生する「歌ダイヤ」というシステムがあることも特徴です。
歌って稼げるのは魅力ですよね。事務所経由で登録することができます。
カラーシングアプリの歌配信者(Lシンガー)のTOPの多くが弊社サムファン事務所のため、カラーシングのノウハウは多く持っています。
■YouTubeライブ

こちらも言わずと知れた動画配信サービスです。
リスナーが送れる金額は、100円から最大50,000円まで
1円単位で好きな金額を設定することが可能で、1日の最大金額は50,000円までとなっています。
YouTubeライブの収益化の条件は
・過去12ヶ月の再生時間が4000時間以上であること
・18歳以上であること
と、ハードルは少し高めです。
なので最初は収益化が簡単なツイキャスから始めることをオススメします。
投げ銭を受け取ることができるようになればかなりの収入UPにつながり、活動資金に充てることができるようになります。
オリジナル曲のサブスク配信
オリジナル曲を作りサブスク音楽配信サービスで配信することで収入を得ることができます。
サブスクとは『サブスクリプションサービス』のことです。
サブスクリプションとは、利用した期間に応じて料金を支払う方式。
定額で、聴き放題、使い放題的なサービス。
音楽配信サービス
- Spotify
- Apple Music
- Amazon Music Unlimited
- LINE MUSIC
- YouTube Music Premium
- AWA
|
などがあります。
これらの配信サービス上で、自分のオリジナル曲を配信することができます。
そして自分の曲が1再生されると「約0.7円」の収入になります。
(上記サービスの平均です。)
100,000再生されると7万円の収入になる計算です。

ただし、その7万円は自分が作詞作曲を全て担当している場合の収入です。
細かい話は割愛しますが、まずはレコード会社(作詞作曲者と思ってください)にその7万円が入り、そこから歌い手へ売り上げの1%が支払われます。
つまり歌い手に入ってくる金額は700円です。
なのでオリジナル曲配信する場合はレコード会社を通さずに自分でやる方がよさそうです。
作詞作曲を全て自分で行い、サブスク登録の手続きも自分でやりましょう。
このオリジナル曲制作を続け、仮に10曲できたとして、それが全て毎月100,000再生されば70万円になります。
作詞作曲ができるかたは挑戦してみる価値はあると思います。
ライブの出演料
ライブ活動における出演料で収益を得ることができます。
自分からライブ主催者に声をかけたり、主催側から声がかかったりします。

無名でライブ活動をスタートする場合、
ライブの運営側に参加費用を支払いライブ出演申請をする、という流れになります。
そしてチケットの販売額が、参加費用を上回った分が、自分の利益となります。
逆に主催者側からお金をもらって主演するパターンは、チケットの販売額などは気にする必要はないです。
ただ「お金を払うのでライブに出てください」と言われるようになるには、ある程度有名になる必要があります。
なので、ほとんどの方は『自分でお金を払い出演させてもらい、チケット販売で利益を出す』という方法になります。
個人的にはあまりコスパは良くないと思いますが、ステージ上でパフォーマンスを披露するのが好きな方は向いている方法ではないでしょうか。
聞き手に価値を見出す

ここまでが歌い手が収入を得る方法となります。
ただ、今までの説明は方法論です。
方法論を知ったからといって稼げるようにはなりません。
ここからは歌い手として収入を得るための考え方を解説します。
誰でも簡単には稼げない
まず大前提として簡単に稼ぐことはできません。
なぜなら、どこの誰かもわからないあなたにお金を払いたいと思う人はいないからです。
一度お金を払う側の立場になって考えてみましょう。
お金を払う側は月々の予算というものがあります。
社会人であれば『家賃』『光熱費』『スマホ代』『食費』『その他生活に必要なお金』等を払ったあと、あまったお金を自分の趣味に使います。
現代社会においてそのお金はそんなに多くはないはずです。
その貴重なお金をなんかよくわからない歌い手に使っている余裕はないんです。
歌い手としてお金を稼ぐということは、リスナーがお金を使いたいと思う価値のある人間になるということです。
リスナーにとって価値のある人間になろう
リスナーにとって価値のある人間になれば、歌い手として収入を得ることができます。
価値のある人間とはリスナーにとって得であるということです。
あなたの歌の付加価値
- つまらない毎日を楽しくしてくれる
- 辛いとき励ましてもらえる
- 歌声を聴くと癒される
- 歌声を聴くと元気をもらえる
- 頑張ってる姿を見て勇気をもらえる
- 歌声で感動をもらえる
|
このような付加価値をどのように与えることができるかを考えましょう。
先に聞き手に得をさせる
とにかく聞き手にとって価値のある人間になりましょう。
どうすれば聞き手が喜んでくれるかを徹底的に考えましょう。
そうすると時間がたっていろんな形で返ってきます。
そのいろんな形というのが前半で紹介した
ファンボックス |
グッズ販売 |
歌唱依頼(仮歌シンガー) |
YouTubeライブのスーパーチャット |
オリジナル曲のサブスク配信 |
オリジナル曲のYouTube広告収入 |
ライブの出演料 |
これらです。
人間には、なにかを与えられたら「お返し」をしたくなるという心理があります。
人間はそういう作りになっているんです。
返報性の法則と言います。
返報性の法則とは?
返報性の法則(へんぽうせいのほうそく)とは、心理学の原理のひとつで、「人は何か良いことをしてもらうと、それに対してお返しをしたくなる」という心理傾向を指します。 これは社会的なルールとして多くの文化で共通しており、人間関係やビジネス、マーケティングなどさまざまな場面で活用されています。
主なポイント
- 人は好意や親切を受けると、無意識にお返しをしたくなる。
- ギブアンドテイクの関係を築くことで信頼や絆が深まる。
- ビジネスでは無料サンプルやサービス提供がこの法則を利用している。
- 返報行動は義務感からだけでなく、感謝や共感からも生まれる。
活用例
例えば、無料で何かを提供されたときに購入意欲が高まったり、相手の親切に対してプレゼントや好意で応えたくなるのも返報性の法則が働いているからです。 人間関係を良好に保つために、この心理を理解して適切に活用することが重要です。
|
あなたから先にリスナーに価値を与えると、それに対してリスナーお返しをしたくてしたくてたまらないんです。
そうなったとき『ファンボックス』『グッズ販売』『スーパーチャット』などすぐにお返しができそうなものがあれば、リスナーにとってすごく便利です。
あなたにあげたいと思っているのでもらっちゃってもいいんです。
そうなったとき、もうあなたは既に価値を十分提供しています。
払いたいと思っている人から受け取ってあげるのも優しさです。
広告収入

歌い手が収入を得る1つ目の方法として、広告収入が挙げられます。
ニコニコ動画の場合にはクリエイター奨励プログラムという制度によって、作品の人気度に応じた奨励金を得ることができます。
また、YouTubeの場合には、動画再生回数に応じた広告収入を得ることが可能です。
現状ニコニコ動画の方が得られる報酬は高いですが、その一方でYouTubeの方が幅広い層の人々に閲覧される機会があるため、自分の動画に適した投稿サイトを選ぶのが良いでしょう。
一般的には、アニメ・ボーカロイドの動画をアップする場合にはニコニコ動画が、それ以外の動画をアップする場合にはYouTubeがおすすめです。
このように、歌い手がニコニコ動画やYouTubeに動画をアップし多くの人が閲覧することにより、広告収入を得ることができます。
歌い手が支払わなければならない2つの経費
最後に、歌い手が支払わなければならない経費としては以下の2つが挙げられます。
これらの費用を賄うためにも、歌い手としての収入をしっかり得ていく必要がありますよね。
それぞれの経費について順番に説明します。
機材を揃える費用

歌い手が支払わなければならない費用の1つ目に、機材を揃える費用が挙げられます。
歌い手は、歌ってみた動画を制作するために音声を録音したり動画を編集する機材を揃える必要があります。
最低限必要な機材としては、パソコン・DAW・マイク・マイクケーブル・オーディオインターフェースが挙げられます。
また、音質や動画のクオリティーを上げるにはさらに機材の種類を増やしたり、性能を高めることも重要です。
MIX師・絵師への委託費

歌い手が支払わなければならない費用の2つ目に、MIX師・絵師への委託費が挙げられます。
歌ってみた動画を作成するにあたり、全ての作業を1人でこなすのは非常に困難です。
そのため、多くの歌い手はMIXやイラスト作成・動画制作などの作業を外部委託しています。
簡単な動画でよければ、MIXのみMIX師に依頼してオリジナル動画は作らないという方法があり、安価なMIX師であれば3,000円程度の委託費で済みます。
オリジナル動画にこだわる場合であれば、MIX師・絵師それぞれに外注することになり、50,000円程度がかかります。
これらの費用は動画を1本制作するごとに都度かかる費用となります。
このように、歌ってみた動画をつくるたびに都度かかる費用として、MIX師・絵師への委託費3,000円~50,000円程度が必要です。
・ライブ配信以外の仕事を紹介してもらえる可能性がある
・人気が出るためのノウハウを教えてもらえる
・最新情報や機能説明がすぐに取得できる。